令和4年度の羽曳野市施政方針が発表されました。
令和2年7月に市長が山入端市長にかわり、
また令和3年9月には市議会議員選挙もあり、
市政が一新されました。
今後の羽曳野市を占う施政方針ですので、お時間ある方は是非ご一読ください。
今回は後半部分について。
前半はこちら。
7つの「施策目標」
具体的に進めていくまちづくりを7つにまとめています。
3つ目から。
3.ともに支え合い 健やかに暮らせるまち
羽曳野市でいつまでも健康で活躍でき、安心して暮らし続けることができるように、
市民一人ひとりの健康づくりや疾病・介護の予防を推進。
具体的には、
- 75歳以上の高齢者に対するインフル エン ザ予防接種の公費負担を拡充
- 西圏域において民間事業所による地域包括支援センターを開設
- 国民健康保険被保険者の高額療養費の支給申請手続を簡素化
- がんとの共生による生活の質の向上を支援するため、医療用ウィッグ購入にかかる費用を一部助成
- 骨粗しょう症検診の集団検診を個別検診にきりかえ検査方法の精度向上を目指す
- 認知症高齢者が行方不明になった際の早期発見に向け、無料アプリを普及啓発
- 振り込め詐欺や還付金詐欺等の犯罪被害を未然に防止するため、高齢者を対象とした自動通話録音機器の無料貸出しを実施
となっています。
とても具体的でわかりやすいです。
4.未来に羽ばたく 子ども・若者を育むまち
子どもや子育て世代に向けた施策です。
具体的には、
- 2ヶ所目の認定こども園となる「向野こども園」を開園し、 両園ともに「登園管理システム」を導入
- 埴生幼稚園の保育室を増築
- 公正証書等の作成費用や養育費保証契約に要する費用を助成
- 市立学校において、AI機能を有する学習アプリを導入
- 外国語教育の充実と多文化共生教育を推進するため、ALTの増員及び指導主事を増員
- 不登校児童・生徒への支援の充実に向け、西地域において適応指導教室の試行的実施
- 学校給食センターの新築移転整備にかかる基本計画を策定
- 市費負担による栄養教諭を配置
- 河原城中学校大規模改修工事に向けた基本設計および実施設計に着手
- はびきの埴生学園第2体育館の非構造部材にかかる耐震化工事を実施
- 就学人口の減少を踏まえた、学校規模の適正化や適正配置等に向けた検討(閉校や統合か)
- 留守家庭児童会の土曜開会の拡充
向野こども園や埴生幼稚園増築以外のインフラ部分においてはまだ実現まで時間がかかりそうです。
学校の統廃合については、老朽化や就学人口の減少により進んでいくことでしょう。
5.魅力発見 賑わいと創造にあふれるまち
本市が有する地域資源に磨きをかけ、新たな付加価値を創出することにより、まちの魅力の向上を図ります。また、民間活力を活かした戦略的かつ効果的なマーケティングやプロモーションを展開し、さらなる地域の活性化を図ります。
羽曳野市の持つ魅力を官民一体となって発信していきましょう。
具体的には、
- (仮称)羽曳野観光局を設立
- ふるさと納税の返礼品の充実、また企業版ふるさと納税の活用
- 墓山古墳の濠水(ほりみず)から培養したオリジナル産業用酵母を用いた特産品の開発
- 旧浅野家住宅(旧オキナ酒造)の観光・交流拠点としての整備に向けた基本構想を策定
- 第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定
- 市公式LINE やYouTube等のSNSの活用
が挙げられています。
羽曳野市には魅力がいくつかありますが、
『羽曳野市を観光する』
という部分においては、実際に羽曳野市に来ていただいて何かをするようなことが少ないので、
商品や情報を発信していけたらと思います。
6.歴史・文化が息づき 心身ともに躍動するまち
羽曳野市は多くの歴史文化遺産がありますので、こちらの魅力を保存、活用できるようなまちづくりを進めます。
具体的には、
- 応神天皇陵古墳の遺構の保全を図るため、外濠外堤の公有化、また解説看板を設置
- 峯ヶ塚古墳の 造出(つくりだし)と墳丘との取付き部分についての確認調査を実施
- 古市古墳群の説明パネルを市役所本館屋上に設置
- 藤井寺市とともに世界遺産である古市古墳群の保存・活用
- 電子図書館サービスを導入
- LICはびきのにおいて、NHKラジオ深夜便のつどいの公開収録を実施
- 今年夏の供用開始に向け、中央スポーツ公園内『市民プール』の整備工事
です。
応神天皇陵古墳をはじめ、古墳はお墓であるのが前提ですので、未来永劫保存することが大切ですが、
沢山の方に魅力を知って頂くことで眠っている方も喜んでくれるのではないかと思います。
古代から歴史の舞台だったこの羽曳野市の魅力をたくさんに方に知って頂きたいですね。
市民プールについては羽曳野市民待望の公共施設です。
柏羽藤クリーンセンターの余熱を利用した施設 クリーンピア21もまもなく3月31日をもって閉館することとなり、
市民が泳げる場所がなくなってしまいますので、今夏には実現してほしいところです。
7.市民とともに築く 自立したまち
市民一人ひとりがまちづくりに関心を持ち、積極的に参加する協働によるまちづくりを推進するとともに、市民と行政の情報の共有を図るため、さらなる広報・広聴機能の充実に取り組みます。また、多様化する市民ニーズや行政課題に対応できる組織力の強化を図るとともに、市民の利便性の向上や業務の効率化に向けた行政のデジタル化を推進します。
羽曳野市民はみんな自覚をもってまちづくりに参加しましょう、ということですね!
具体的には、
- 公募形式のタウンミーティング
- 市内7地区における地域区長懇談会を開催
- おくやみ窓口において、ICTを活用した行政手続のサポート
- マイナンバーカードの一層の普及促進
- 行政手続のオンライン化
- 預貯金照会を電子化するシステムを導入
- 議会運営における、タブレット端末の導入による議案のペーパーレス化
- 市役所の窓口等における手数料等を見直し
- 市役所本館の老朽化に伴う『新庁舎整備にかかる基本構想・基本計画』の策定
- 社会経済情勢に柔軟かつ的確に対応できる『人材の育成、人員配置』
- 喫緊の行政課題への即応力を持つ『外部人材の登用』
です。
タウンミーティングは面白そうですね!
市役所は応神天皇陵古墳にほど近いので、予算がゆるされるなら展望台込みで新庁舎、という夢も見てみたいですね。
簡単にまとめましたが、施政方針についての意見はSNSに挙げてください。
市役所の方や市長はSNSをしっかりチェックしてくれています。
皆さんの意見を是非発信してください。
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