平成2年に初めて古墳の造出し(つくりだし)が確認され、その後約30年の時を経て、
令和元年、令和2年と発掘調査を行いました。
令和2年度の調査では、造出しの西辺を確認することを目的に行いましたが、想定以上に造出しの規模が大きく、確認することができませんでした。
造出し(つくりだし)は古墳のくびれの部分の下にポコっと出っ張ったところのことで、
作られた目的は定かではないが、祭壇ではないかという説がもっぱら有力。
令和3年度の調査
今年度は、令和2年度に確認できなかった造出しの西辺を確認するため、更に西側で発掘調査を行いました。
その結果、造出しの西辺を確認することができました。
これにより造出しの規模は約20mの長さを有することが判明しました。
また、周濠内からは転落した葺石、朝顔形埴輪、木製品、ほぼ完存の円筒埴輪が出土しました。
破片で見つかることが多いなかで全容が分かる状態で見つかることは大変貴重な成果です。
現場見学会を実施します
発掘調査現場の見学会を以下のとおり行います。
場所
峯ヶ塚古墳の墳丘北側
日時
令和3年12月11日(土曜日)
時間
午前10時~午後3時
注意事項
※雨天は中止です。
※駐車場は用意しておりません。可能な限り公共の交通機関でお越しください。
※お車で来られる場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。また近隣の迷惑になります ので、路上駐車、その他商業施設の駐車場等への駐車はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用にご協力をお願いします。
お問い合わせ
羽曳野市教育委員会事務局
世界遺産・文化財総合管理室 文化財課
大阪府羽曳野市誉田4丁目1番1号
電話番号:072-958-1111(代表)
ファックス番号:072-956-7196
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